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スポーツ障害

目次
  1. 肉離れ
  2. 脱臼
  3. 疲労骨折
  4. オスグッド病
  5. ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)
  6. ランナー膝(腸脛靭帯炎)
  7. 前十字靭帯損傷
  8. シンスプリント
  9. 野球肩

肉離れ

筋肉繊維や筋膜が何気ない動作やスポーツで部分的に断裂する状態です。

歩いている時や運動時に突然、大腿や下腿に激痛あるいは鈍痛を感じます。
いきなり歩けなくなるくらい痛い場合もあれば、徐々に痛みが強くなることもあります。

スポーツのウォーミングアップが足りなかったり、いきなり走るなどする時によく生じます。

急性期はRICE療法を行います。
局所の筋肉が多かれ少なかれ断裂しているので、初期には安静が必要です。

手術やギプスは必要ありませんが、松葉杖を使う方が良いこともあります。

脱臼

骨と骨をつないで動く部分を関節といいますが、本来あるべき骨同士の位置がずれる状態を脱臼といい、完全にずれる完全脱臼と一部関節面が合っている亜脱臼があります。

原因としてケガによる場合と何らかの病気による場合があります。

ケガが原因の場合は血管や神経の損傷を起こさないように早急に整復する必要があります。

ケガが原因でない場合、麻痺があって筋力が低下して関節が緩んで脱臼したり、関節液が溜まりすぎて関節面がずれる場合などがあります。
このようなときは、それぞれの病気を治す必要があり、整形外科を受診してください。

疲労骨折

金属を繰り返し曲げたりストレスを加えると徐々に折れてくる現象を金属疲労といいますが、骨も繰り返し同じ動きやストレスを加えると骨折することがあり、これを疲労骨折といいます。

全身のいろいろな骨に疲労骨折は起こりえます。

最初、レントゲン検査ではっきりと骨折が分からないことがあります。
2~3週間後に骨折線が現れ、その後、紡錘形の仮骨形成が見られ、徐々に治癒していきます。


治療の原則は原因を除くことで、骨への繰り返しのストレスを取り除いて安静を保つことが大切です。

オスグッド病

オスグッド病は小中学生男子に多い膝のオーバーユース(使いすぎ)による成長期のスポーツ障害です。

ジャンプやダッシュなどの繰り返しの動作による膝蓋骨(お皿の骨)を引っ張る力が脛骨粗面(お皿の下の骨が出っ張った部分)に加わります。

成長期の脛骨粗面には骨が成長するために必要な新しい骨(骨端核)が存在していますが、大腿四頭筋による強大な牽引力が負担となり、骨端核の発育が阻害され突出して痛みます。

応急処置はアイシングが最も有効です。痛みには消炎鎮痛薬超音波、低周波などの物理療法なども効果がみられます。

予防には大腿四頭筋のストレッチングが最も重要で、オスグッド用の膝サポーターも有用です。まれに骨片摘出術やドリリング術(でっぱった骨に穴を開けて出血させ、リフレッシュさせる。骨穿孔術ともいう)を行います。

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)

ジャンパー膝とは名前が示すとおり、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、オーバーユース(使いすぎ)に起因する膝のスポーツ障害です。

症状としては、運動時に発生する膝前面の疼痛と圧痛で、局所の熱感、腫脹を伴います。

ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行う場合、膝の伸びる仕組み(大腿四頭筋が引っ張られることで膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面にまで牽引力が加わる)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こします。

軽症であれば、スポーツの前にはストレッチングを十分におこない、スポーツの後にはアイシングを15分ほど行うことで痛みが軽減します。

痛みには消炎鎮痛薬低周波などの物理療法なども効果がみられます。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)

ランニングにより発生しやすい、痛みの代表格がランナー膝(腸脛靱帯炎)です。陸上競技のランナーに多くみられ、足を酷使した際に膝の外側にズキズキとした痛みを感じるのが特徴です。特にランニングにおいては、着地時に体重の5倍ほどの負荷がかかる下り坂を走るときに痛みが増します。

初期の段階では、ランニング中に痛みが出るものの、しばらく休むと治まる程度ですが、次第に運動後も痛みを感じるようになり、悪化すると慢性化して日常生活にも支障をきたすので注意が必要です。長距離の陸上競技以外にも、サイクリングやスキー、登山、バスケットボールなどでも発生します。ランニングを始めたばかりの人や筋力が弱い人、筋肉が硬くなっている人、O脚で体重が外側にかかりやすい人がなりやすい傾向があります。

腸脛靱帯は太ももの外側にある大きな靭帯です。膝の曲げ伸ばしをするたびに、大腿骨の外側にある骨の出っ張り・大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)の上を前後に動きます。ランニングなどで膝の屈伸を繰り返すことにより、腸脛靱帯と大腿骨外側上顆が擦れ合い、摩擦が起こることで炎症が起こります。その結果、ランニング時やランニング後に痛みが生じるのです。

ランナー膝が起こる原因として、オーバーユース(使いすぎ)のほか、柔軟性の低下や筋力の低下、ウォームアップ不足などが考えられます。また、硬い地面や下り坂の走行、硬いシューズとの関連性も指摘されています。

前十字靭帯損傷

シンスプリント

シンスプリントは、脛骨(けいこつ)の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれます。運動時や運動後にすね内側の中央から下方1/3にかけて、ズキズキとした痛みが生じます。

「使いすぎ症候群(オーバーユース)」のひとつで、走る、飛ぶなどの激しい運動を繰り返し行っていると発症しやすいです。中・長距離ランナーやサッカー、バスケットボール選手に多く見られ、とくにシーズンの初めや新人選手が急激にハードなトレーニングを始めた際に発生しやすくなります。

走る距離や負荷を減らすと快方に向かう場合が多いですが、練習を再開すると再発を繰り返すケースもあります。痛みを我慢して練習を続けていると、膝の内側が痛くなる鵞足炎や膝の外側が痛くなる腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)、通称ランナー膝を併発して重症化する可能性があります。

すねが痛くなったときは、まずは運動量を減らすことが大切です。応急手当として、痛みの出ている部分にアイシングを施しましょう。

すねの痛みを根本から改善するには、シンスプリントの原因を取り除くことが重要です。

硬い路面での運動を避ける、かかとのすり減ったシューズは交換するなどの対応をすると同時に、下肢の筋力アップや柔軟性の向上、ランニングフォームの修正などを併せて行うことが大切です。

野球肩

野球肩は、ボールを投げる動作に伴って肩関節周辺に発生する痛みの総称です。投球障害肩ともいわれます。野球の投手に多くみられる症状ですが、テニスやバレーボール、ハンドボール、やり投げなどの競技でも発症します。

野球肩の原因のほとんどは、肩の使いすぎによるものです。投球動作の繰り返しにより肩関節に過剰なストレスがかかり、炎症や損傷が起きます。投球時の痛みから始まって、悪化すると日常生活で少し肩を動かすだけでも痛みが走るようになります。

オーバーユース(使いすぎ)や不備のあるフォームで肩関節に過度の負担をかけ続けると、肩周りのインナーマッスルである腱板(けんばん)や、関節唇(かんせつしん)と呼ばれる軟骨に炎症や損傷をきたし、痛みをもたらします。

投球動作中に痛みが生じたら、まずは冷やすなどの応急処置を行い、「練習量や運動強度は適切か」「正しいフォームで投球できているか」「肩甲骨周りの柔軟性は保たれているか」「筋力は低下していないか」をチェックすることが大切です。

野球肩には以下のような種類があります。

1. インピンジメント症候群

上腕骨(じょうわんこつ)の先端が肩峰(けんぽう)や烏口突起(うこうとっき)などに衝突して、炎症や損傷を起こす症状です。野球以外にもテニスなど、肩よりも腕を高く上げる動作が繰り返されることで発症します。肩を上げていくときに、ある一定の角度で痛みや引っ掛かりを感じ、それ以上腕を上げられなくなるのが特徴です。

2. 上腕骨骨端線離開(こったんせんりかい)

成長期の選手に多発する投球障害のため、リトルリーグショルダーとも呼ばれます。成長期の骨は大人に比べて強度が低いため、オーバーユースにより上腕骨の骨端線(成長線)に離開が生じます。主な症状は、投球直後の鋭い痛みです。放っておくと、成長障害が起こる可能性があります。

3. 腱板損傷

棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)の4つの筋肉の腱の部分が集合したものを腱板といいます。腱板損傷とは、肩関節と腱板が衝突して起こるケガです。過剰な肩の回旋運動によって生じます。痛みで腕が上がらなくなったり、痛みで眠れなくなったりします。

4. 肩甲上神経損傷

フォロースルーのように腕を振り下ろす動作をしたときに、肩甲上の神経が締め付けられ、痛みやしびれ、疲労感などが生じる障害です。テニスやバレーボールなど、野球以外のスポーツでも起こります。

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